AI時代の子育て奮闘記

複学時代のマクアケ・・・公立中学組も要チェック「N中等部」3つの注目ポイント

※訂正情報:ライフスキルの図に誤りがありましたので、図を差し替えました。(2018/12/8)

公立中学校から徒歩10秒のところに住んでいる教育ヲタ母です。
息子が中学生になったら、ここに通うのかなーと思っていたのですが・・・ここにきてまた新しい選択肢を見つけてしまいました!
それが話題の「N中等部」です。

ホームページを見る限り、非常に面白い学校です。
そして、なにより面白いのが複業ならぬ『複学』が可能になること!
中学受験をしない人でも、N中等部は要チェック(※入学テストはあります)。今回はそんな大注目のN中等部をご紹介します。

1. N中等部って何?

簡単に言ってしまえば、ネットの中学校です。
母体はご存知「学校法人角川ドワンゴ」。N高の中学版です。

N中等部の特徴としては以下のような点がありますが
・一条校ではない(※)
・映像授業で先取り学習ができる
・ボーカロイド?!小説創作授業?!など特色ある授業が盛りだくさん

「一条校」とは学校教育法の第1条に掲げられている教育施設のこと。いわゆる「学校」というのはこの一条校のことです。私立中学校は、ほとんどが一条校です。また、逆にインターナショナルスクールは一条校ではありません。海外の日本人学校も一条校ではありません。
ちなみに「一条校以外の学校に通わせると、就学義務違反になるのか?」というと、ここは各自治体の判断によってかわるみたいです。
N中等部側も、どこかの中学校に籍を置きながら通うことになることを前提としている記載がありました。

今回は、我が家のように「公立中に行かせる予定で、中学受験は考えていないんだけど・・・」という人に向けて、特に注目したい点をご紹介したいと思います。

 

2. 中学受験しない公立中学組の要チェックポイント

ここでは普通の公立中学校に在籍しながらN中等部に通うことを考えるときのポイントをご紹介します。

(1)ライフスキル学習

ライフスキルとはWHO(世界保健機構)が定義している「ライフスキルとは、日常的に起こる様々な問題や要求に対して、より建設的かつ効果的に対処するためのスキル」のこと。

次の10項目のスキルからなると、定義しています。

最近はこれらをまとめて「考える力」とし、考える力を育むと謳っている学習塾もたくさんでてきましたが、それらはおもに小学生向け。中高生まで対応しているところはまだまだ少ないよう。

対して、N中等部ではライフスキル学習の時間がかなりたくさん用意されているのがポイント。
他の学校や塾では学ぶことができない超貴重なスキルを学ぶことができるのです!!
これが一番魅力的なポイントです。

(2)習い事・塾よりより安い?!

N中等部では通学日数を1日、3日、5日から選べます。

ここで、仮に週4日公立中学校に通い、週1日だけN中等部に通わせることを考えてみましょう。N中等部の週1日通わせた場合の月謝(?)は月3万円です。

週1日(月3万円)で学べる内容は

ライフスキル学習 50分×1コマ
国数英 50分×2コマ
英語 50分×0.5コマ(※)
プログラミング  50分×0.5コマ(※)

(※)ホームページには0.5コマとしか書いてありませんでしたが、おそらく隔週で交互に授業をやるのかもしれませんね。

これを他の塾や習い事でそれぞれ賄おうと思うと、5-6万円ぐらいはいくと思います。
学校を1日休ませる必要はありますが、この内容で月3万円はかなりお得です!

 

(3)プログラミングだけじゃないプログラミング授業

もうひとつ、興味深いのがプログラミングの授業。
プログラミングというと、このサイトでもご紹介しているようにScratchなどの子供向けプログラミング言語を学んだり、ロボットを動かしたり・・・という授業がほとんどです。

しかし、さすが角川ドワンゴの学校。
「G Suite™」が教材として紹介されています。

G Suite™はGoogleが提供しているビジネスツール。G-mailはもちろん、Googleドキュメントなど今の社会人には必須のツールです。

アメリカの大学ではレポートをGoogleドキュメントで提出させるところが増えてきているようで、実は私のところにも「子供がアメリカの大学に進学するので、G Suiteを子供に教えて欲しい」というご依頼もきております。
国際標準のITスキルを身につけられる、という点が最高ですね♪

 

3. 「「N中等部」3つの注目ポイント」まとめ

2019年4月開学なので、まだその実力は未知数ですが、系列のN高の評判をきくかぎり、N中等部も期待大!

習い事の代わりに・・・という選択肢もあるので面白そうです。思わず、週1日でもいいから通って欲しい!という内容が満載のN中等部でした。

何より、1つの学校に縛られずに、複数の学校に通うという新しい通学スタイルの提案がすごい!こういう柔軟な環境に、子供に身を置いてもらうことで、多様性への理解を深めてもらうこともできそうです。そして、いじめなどの問題も「複学」という新しい学びのスタイルが解決してくれるかもしれませんね。

ぜひ、N中等部をチェックしてみてくださいね!
http://n-jr.jp/

伴野悠佳 / YUKA TOMONO
この記事の著者伴野悠佳 / YUKA TOMONO
教育ヲタクの1児の母。自称ニコニコキッズクリエーター。東京理科大学大学院卒。元SE。小学生の頃から教育書を読んでいた教育ヲタク。大学では、電池の素材の性質について実験とコンピューターシミュレーションを比較する研究を行っていたことがきっかけでSEになる。出産&育休後、子ども向けプログラミング教室講師、子どもたちの考える力を育てるオンライン塾の講師。