AI時代の子育て奮闘記

AI時代を生きる子供達との関わり方

昨日は「キッズ新年会」と銘打って、子供たちと遊んだ教育ヲタ母です。
子供たちと接することが多い私ですが、おそらく「一般的な大人」の関わり方と違った関わりをしていることもあり、たくさんの子供たちが「楽しかった!」「先生の家に遊びに行っていい?」と言って笑顔で帰ってくれます。
 

今日はそんな私の考え方と関わり方をご紹介します。
 

1. 子供たちとの関わりをどう考えているか?

接し方のコツをお伝えするまえに、私が子供をどう捉えているか?ということについて書いてみたいと思います。
 

考え方1. 子供は進化している

子供に関わる機会がある方なら、小さな赤ちゃんや幼児が、テレビをスワイプしたりタッチしたりする姿を見たことがあると思います。
今の子供達にとって、タッチパネルは当たり前。
 
親の操作をよく見ていますから、タブレットやスマホの操作を教える必要はありません。
Googleの検索だって、音声入力を使ってあっという間に目的の情報にたどり着きます。
 
彼らは、私たち大人がこの20年ほど経験してきたテクノロジーの進化を、生まれながらにして見たり触ったりしています。
大げさかもしれませんが、子供達は進化していると思っています。

 
進化している子供達に大人が教えてあげられることって、正直少ないと思っています。
むしろ彼らの発見や、考えや、創造力には驚くばかり。
できるだけ、彼らの能力を制限することなく、のびのびと学ばせてあげたいと思っています。

 

考え方2. 子供たちは想像できない世界を生きる

AI時代はこうなる!という予測はご存知だと思います。
有名なところでは、オズボーン博士の「今の仕事の半分はコンピューターに変わる」というものもありましたね。

 
ですが、それも予測でしかなく、いつだって未来を確実言い当てることはできないのです。ロボットが知的労働をして、人間が肉体労働に従事するという予想だってあるんです。(ひょっとしたら、プログラミングより体育の方が大事かも・・・というのは冗談ですが。)
 
そんな時代を生きる子供たちに、大人の常識や正解を教えることになんの意味があるんでしょうか?
大人が言えることは「今はこうなんだよ」「昔はこうだったんだよ」というどうでもいいことだけです。

 

考え方3. 子供は本当にバラバラ

当たり前の話なんですが・・・子供は誰一人として能力、性格、嗜好など同じ子はいません。
あきれるぐらいバラバラです。兄弟だって全然違う。
ただ、この至極当然のことを無視して型にはめようとしがちなのが、日本という社会。
 
これからは多様性の時代です。
会社、学校などはギリギリ仕方がないとしても、少なくとも学校以外の教育の場では多様性を大切にしてあげたいと思っています。

 

2. 大人はどう関わればいいのか

じゃあ、大人はいらないのか?というとそうでもありません。もしそのまま子供を放置したら、ただの野生動物になってしまいます。
人間は「社会」を作って生きていく動物です。
社会で生きていくためのことは教えていかなければいけませんし、子供は大人に見ていて欲しいと思うものです。
 

関わり方のコツ1:とにかく見ていてあげる

子供の「見て!」には、極力答えます。
そして、必ず承認を。
 
「たくさん書いたね」
「これは、漢字に見えるね」
など、事実を伝えてあげるだけでいいです。
 
つい「わー、すごいね。」と私は言ってしまうのですが、本当は「すごい」とか「上手」という評価は不要。
子供が満足していれば、それでよし。

 
ただ、子供が1人の時は楽勝ですが、5人・6人になってくると・・・結構大変です。
あっちこっちで好き勝手やらせてますからねー。できるだけ短時間にその子のいいところを見抜いて、承認する。これはかなりの承認トレーニングに。
ただ、それでも大人一人に対して5人が限界かな。

 

関わり方のコツ2:無理に完成させない、まとめない

なんとか形にしてあげたい・・・という大人のモノサシは子供にとって不要です。
大人からみて、不完全でめちゃくちゃなものでも、子供にとっては完成されていて美しいものだったりします。
 
これは息子が「夢」を描いたものです。本来の形に則るならば「将来〇〇になりたい」と書いて欲しいところですが・・・ぐっと我慢しました。

 
だって、将来その職業があるかどうかも分からない時代に、無理に型にはめなくてもいいかな?と思ったんです。
今はこのレゴが欲しい。彼にとってはそれが夢、それが完成形でいいと思います。
 

あとは、「やりたくなくて、ほとんど白紙」「座っていられない」という子もいます。
それはそれでいいと思っています。
「今はやりたくない」「今は」それがその子の現在地。それが確認できたらそれでいいのです。

 

関わり方のコツ3:無理に子供を喜ばせない

イベント、セミナー、ワークショップに慣れていれば慣れているほど、流れるような進行や、思わず唸ってしまうような納得感などを求めがちです。
子供向けであれば、子供が食いつくような教材を用意したくもなります。
 
ですが、そういうことを続けた結果「正解は与えられるもの」「楽しいことは与えられるもの」という考えになってしまわないでしょうか?
楽しいことは自分で作るという風になってもらいたいので、たまには何も準備しない体験があってもいいと思います。

 
昨日は机と椅子だけの会議室に、子供7人をいれてそのまま放置しました。(←ヒドイ)
しばらくすると、ある子が「椅子でアスレチックを作ろう!」と。
 
あっという間に会議室が、ワクワクアスレチックルームに。
そうこうする間に「椅子で迷路を作ろう!」に代わり、最後には椅子迷路が完成。

 
もちろん、いろいろな教材も準備していましたが、投入するのは一番最後。まずは「自分で遊びをクリエイトする」を体験するのがスタートなのです。

 

3. まとめ

普段、私が子供達と接する時に意識していることを書いてみました。
「先生」というより、あなたをずっと見守っているよ!という空気のような存在を目指しています(笑)
 
もちろん、危ないこと、大切なことは、しっかり説明したり教えたり、対話したり、一緒に考えたりする必要はあります。
それは、信頼関係ができてから。
 
信頼関係を築く、前提としての態度という位置付けで参考になれば幸いです。

伴野悠佳 / YUKA TOMONO
この記事の著者伴野悠佳 / YUKA TOMONO
教育ヲタクの1児の母。自称ニコニコキッズクリエーター。東京理科大学大学院卒。元SE。小学生の頃から教育書を読んでいた教育ヲタク。大学では、電池の素材の性質について実験とコンピューターシミュレーションを比較する研究を行っていたことがきっかけでSEになる。出産&育休後、子ども向けプログラミング教室講師、子どもたちの考える力を育てるオンライン塾の講師。