AI時代の子育て奮闘記

算数を理解しているか確認する方法ー算数嫌いの子のための算数

こんにちは。「考える力」「メタ認知」を育てるオンラインレッスンをしている、教育ヲタ母です。いつもは5人のお子さんを教えているのですが、昨日はお休みが多く新3年生 Aちゃんとマンツーマンレッスンになりました。
 
3年生は勉強が少し難しくなる時期です。ちょっと心配だったのでかけ算の確認を行いました。
 
レッスンの様子と、勉強につまずきそうな兆候・プログラミングとの関係などについて解説します。
 

1. 九九は覚えていても分かっていない


 
さて、Aちゃんはどんな絵を描いたでしょうか・・・?

 
▼Aちゃんの絵(再現:viscuitを使用しています)

 

▼Aちゃんの絵(再現:続き)

 
りんごの数と、アメの数を両方数えたAちゃん。なんと!2×3の答えが13になってしまいました・・・(汗)
でも、Aちゃんは九九は知っています。「2×3は6なのに・・・おかしいなぁ」
 

2. まだ間に合う!具体物で教えよう

どうやらAちゃん、「2×3を分かっていない」ということに気づけたようです。

 
▼私が書いた絵(再現)

 

良かった。分かってくれたようです。
 
最後にこんな「おはなし」(文章題)を作ってくれました。
 
「本棚が2つあります。本棚には本が3冊づつ入っています。
 本は全部で何冊でしょうか?」

 
ここまでできれば、まずは一安心。掛け算を理解できたと言ってもいいでしょう。
 

3. 勉強につまずきそうな兆候を見つけるには

今回は掛け算を理解しているかの確認をしました。実は、Aちゃんには以前からの会話の中で「このままだと、勉強でつまずきそうだな」という兆候がありました。
 
(1)主語が抜けるので、伝えたいことの意味が分からない。
(2)適切な日本語を選べない。
(3)相手によって、説明する内容を変えられない。

 
毎回ではありませんが、新3年生にしてはおしゃべりの内容の意味が分からないことが多いのです。
 
例えばあるときAちゃんがこんなお話をしてくれました。

さっちゃんを知っているお母さんにこの話をするならOKです。でも、私はさっちゃんのことは知りません。わたしに話すのであれば、「今日は、クラスの友達と遊んだの」というお話ができるといいですね。
 
またある時はこんなお話をしてくれました。

・・・もうちんぷんかんぷんです。最初から詳しく話をきいたところ、「今日の国語の時間に、クラスのみんなで外に行って春を探してきた。お花が咲いているのを見つけた。」ということでした。
 
もちろん、まだまだ3年生になったばかりですから、言葉の選び方をうっかりしちゃうことはあります。ですが、毎回ちぐはぐな会話が続く場合は、授業を理解できていない可能性があります。
 
ちぐはぐな会話が長期間続く場合、半年経っても会話に成長が感じられない場合は、対応が必要です。子どもの話を丁寧に聞き取って、状況を整理し、一緒に適切な言葉が選んであげるようにしましょう。
 
プログラミングにおいても、会話に課題がある子の場合Scratchを非常に苦手とするケースが多いです。そういったお子さんにScratchを無理やり続けさせることは本人にとってもあまりいい影響がないように感じます。できれば、子どもごとに適切な教材を選べるようにしてあげるといいかもしれません。
 

4. 算数を理解しているか?を確認するには

算数を理解しているかどうか?を確認するポイントは2つあります。
 
ポイントの1つ目は今回のように「先に、子どもに図を描かせる」こと。
 
授業などでは、先生が説明するために先に大人が絵を描きます。その絵をみると、子どもたちもなんだ分かった気分になってしまって「分かった」「知ってる」と言うのですが…今回のように分かってないこともあるので気をつけましょう。
説明が終わったら、もう一度、子どもに絵を描いてもらうというのでもいいかもしれません。
 
ポイントの2つ目は、最後にやったように「習ったことで文章題を作る」ということです。これをやることで、生活の中で算数が役に立つという実感も生まれるかもしれませんし、自分で問題をつくれば、「それぞれ」「づつ」など細かな言葉の意味にも気を配れるようになります。
 
アウトプットさせることで理解の確認ができますし、ドリルと違って子どもたちも楽しんでくれます。
 
会話がなんだか怪しいなぁ・・・というお子さんがいたら、ぜひ試してみてくださいね。
 
こういうとき、viscuit(ビスケット)は算数用お絵かきツールとしてもめちゃめちゃ使えます。(りんごを1個かけば、複製できるから。)
viscuitもプログラミングだけに限らず、学習ツールの一つとして活用してみてくださいね。

伴野悠佳 / YUKA TOMONO
この記事の著者伴野悠佳 / YUKA TOMONO
教育ヲタクの1児の母。自称ニコニコキッズクリエーター。東京理科大学大学院卒。元SE。小学生の頃から教育書を読んでいた教育ヲタク。大学では、電池の素材の性質について実験とコンピューターシミュレーションを比較する研究を行っていたことがきっかけでSEになる。出産&育休後、子ども向けプログラミング教室講師、子どもたちの考える力を育てるオンライン塾の講師。