AI時代の子育て奮闘記

ポケカ(ポケモンカードゲーム)が育む5つの力

4月に年長になった息子、マイクラ熱もすっかり冷めてしまいまして、現在ポケモンブームです。
息子のポケモンブームを何とか教育に繋げたいと、画策する私、教育ヲタ母。そしてついに見つけました!息子にハマらせつつも、教育的効果を最大限に高める素晴らしいゲームを。その名も「ポケモンカードゲーム(通称ポケカ)」。このゲームの素晴らしさをお伝えしたいと思います。
 

1. 国産トレーディングカードゲーム、ポケカについて

トレーディングカードゲーム(TCG)というと、私が子どもの頃、遊戯王がすごいブームだった記憶があります。そんな記憶が強かったので、日本初のトレーディングカードゲームは遊戯王なのかな?なんて思っていたのですが、実はポケカが先。
 
日本で初めて開発された国産のトレーディングカードゲームはポケカなのです。
 

1-1. 他のカードゲームとの違い

「トレーディングカード」とは何でしょうか。それは、トレード=取引するカードという意味です。(そのまんま!)
カード自体が価値を持ち、売ったり買ったり交換したり…ということが可能なカードを使用するゲームだということです。
 
トランプ、UNOなどのカードゲームとの違いは、組み合わせが決まっているか、決まっていないか?ということになります。例えば、トランプを買ったら、スペードのエースが18枚入っているということはありえません。
しかし、トレーディングカードゲームは自分でカードを購入したりなどして、自分で好きな組み合わせを作ることができるのです。そして、自分で作ったカードの組み合わせ(デッキ)を使って、相手と対戦するのです。
 
「トレード」「取引」ということで、トラブルを心配をする保護者もいるかもしれませんね。たしかに、子ども同士で売り買いや交換をするのは、トラブルに発展するリスクもあります。ここについては、お友達間で保護者も交えてよく話し合い、事前のルールを決めておくしかないでしょう。
 
ただ、お金について学ぶ良い機会と捉えることもできます。私は少額のやりとりで失敗をさせながら「価値」とは何か?「お金」とは何か?を学ぶ機会にしてもらえたらと思っています。
 

1-2. 強いカードさえあれば勝てるゲーム?

トレーディングカードゲームについては、遊戯王の漫画のイメージで「強いカードさえ出せたら勝てるんでしょ?」と思っていましたが…実際にプレイしてみると必ずしも強さだけでは勝てないということがわかりました。
 
例えば、こちらの写真の「メタグロス」ですがHPが250もあり、なんだか強そうです。

 
でも、実はこのカードを引いてもすぐには使えません。このメタグロスは進化ポケモンというカードです。先に進化前のポケモンがいないとこのメタグロスのカードを出せないのです。
 
このように、強いカードはすぐに使えなかったり、とバランスが考えられているため、必ずしも強いカードがあればいいということでもありません。強いカードを生かすためのデッキをいかに構築するか?がポケカのキモなのです。
 
ポケカのルールについてはこちらの動画が参考になります。

 

2. ポケカが育む5つの力

実際に息子とポケカで遊んでみて、こんな力が育っているなーと感じています。
 

2-1. 言語力

とにかくカードに書いてあるルールが難しい。Scratchより難しい。Scratchやらせるより、ポケカの方が論理力がつくんじゃないかと思うほどの難しさ。大人でも難解です。

 
「自分の番に、このカードを手札から出して進化させたとき、1回使える」??? これらの条件を読み解くには、かなり言語の力を必要とします。しかし、カードのカッコよさや強さに惹かれて、5歳でも必死でカードを読んで使おうとします(笑)。
 

2-2. 量的感覚

ポケカはカードを使った、ポケモン同士のバトルなので、相手の攻撃を受けるとHPが減ります。この攻撃で受けたダメージを「ダメカン」という、小さなコインのようなもので表します。

この「ダメカン」を使った計算で量的感覚が伸びると感じています。まだちょとと怪しい部分もありますが、HPの計算ができるようになりました。
 
▼「量的感覚」はこちらの記事で解説しています
http://i-learn.jp/article/2716
 
ポケカをよくプレイする人は、ダメージをダメカンではなくサイコロで表示しているそうです。ですが、幼児向けに量的感覚を育てるという意味ではダメカン(使いづらいですけど)を使うのがいいでしょう。
 

2-3. 仮説思考

ポケカでは、「これ使うと、どうなる?」「相手はどう出てくる?」など先を考えて、仮説を立ててプレイすることが必須です。さすがに幼児では数手先を読むのは難しいですが、あと何回で自分のポケモンが倒されそうだ、など簡単な予想だったら立てられます。
 
まだ、「仮説」というレベルには到達していませんが、徐々に仮説を立てる力がついてくると感じています。
 

2-4. 金銭感覚

トレーディングカードなので、自分の欲しいカードを買ったりしないといけないのです。我が家は売り買いする相手がいないので、カードショップで買っています。
レアなカードは高いので、子どものお小遣いでは手が出ません。「お正月にもらったお年玉に手を付けるかどうか?」「今日は我慢するか?」子どもなりに妥協したり、といろいろ葛藤しながらカードショップで何十分も考えています。付き添いの親は疲れますが、これも教育のタメなので我慢、我慢。

 

2-5. 戦略的思考

幼児ではまだ「戦略」というレベルには至りませんが、カードをどう有効活用するか?デッキ構築には戦略的な考え方が必要です。YouTubeでトッププレイヤーの対戦をみていると、いろいろなカードを無駄なく駆使していて、その戦略的な思考の一端を感じました。
 
ゆくゆくは、長期的、複合的に考えてデッキ構築できるようになって欲しいなー、と薄く期待をしています。
 

3. ポケカ(ポケモンカードゲーム)が育む5つの力 まとめ

以上、ポケカが育む力についてまとめました。
家族で遊べて、ルールが簡単になっているセットもありますので、全く初めての方はまずはこちらからスタートするのがおすすめです。


 
GWはぜひ家族でポケカを楽しんでみてくださいねー。
伴野悠佳 / YUKA TOMONO
この記事の著者伴野悠佳 / YUKA TOMONO
教育ヲタクの1児の母。自称ニコニコキッズクリエーター。東京理科大学大学院卒。元SE。小学生の頃から教育書を読んでいた教育ヲタク。大学では、電池の素材の性質について実験とコンピューターシミュレーションを比較する研究を行っていたことがきっかけでSEになる。出産&育休後、子ども向けプログラミング教室講師、子どもたちの考える力を育てるオンライン塾の講師。