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プログラミング教育は最初が肝心

プログラミングは工作用紙や糊やハサミと同じ 子ども向けのプログラミング環境は1990年代から大きな関心事だったので、当然パパートの「マインドストーム」は読み漁ったし、LOGOやHyperCardを学校に持ち込んだ経験もある。Scratchの阿部さんやViscuitの原田さんとは、そこそこ長いお付き合いがあるし、自分自身も講演で話したり原稿を書いたりするのだが、意外にもこのブログで書くのは初めてだっ […]


朝日記事の説明が釈然としない件

朝日新聞2017/4/20の記事がOECD PISA2015ICT活用調査結果について報じている。朝日の記事は早晩リンク切れを起こすので、重要なところを引用すると 「日本の15歳、ネット1日何分使う? 他国に比べ控えめ」 ・日本の15歳の子どもが1日の間、学校外でインターネットを使う時間は90分で、他国に比べてかなり控えめ。加盟国平均は1日146分、最長のチリは195分、最短の韓国は55分。 ・学 […]


生徒会のICT活用は授業よりハイレベル

教員の意図しない活用 学習者中心のICT活用のひとつの特徴は、教員が意図しない場面で児童生徒が勝手にICT活用するということ。 たとえば、生徒全員が汎用のクラウドサービス(G Suite for Educationみたいなもの)が使える学校では、生徒会での議事まとめや体育祭のスコアリングにドキュメント共有を使って省力化する。 議事まとめの場合は、書記がリアルタイムで議事をまとめたものを出席者全員で […]


スマホとSNSは教室に根付くか

4/20はAPP(学術政策プラットフォーム)準備会第2回から派生した教育分科会第1回研究会として(まだ正式発足していないけれど)、韓国教育学術情報院(KERIS)の曺圭福先生から「スマホBYODとクラウドSNSを活用する授業の可能性」の話題提供をいただいた。以下、メモから簡単に記すことにしよう。 スマホBYODとクラウドSNSを活用する授業の可能性 小中高生のデジタル機器利用率推移をみると、近年は […]


情報機器の学校死蔵率はどうすれば下がるか

2016/12/6に発表されたOECD PISA2015の【ICT活用調査】の分析・考察第10弾をお届けする。今回はIC009 学校の情報機器環境(利用するか否か)を元にした分析である。 死蔵率という指標 さて、各国の教育行政・情報環境整備担当者の頭痛のタネは、おそらく「対費用効果」の実証であろう。 整備事業に対して何をもって効果とするのか、には様々な考え方がある。①整備実績(おもに設置者によるも […]


学習環境条件と教養/文化財

2016/12/6に発表されたOECD PISA2015の【ICT親和性項目】の分析・考察第9弾をお届けする。 今回は1~8弾で扱ったICT親和性項目以外のICT関連項目について(その1)。 家庭学習環境(ST001) ST001Q01~16は家庭学習環境について尋ねる項目だ。回答は2択(Yesある/Noない)、質問群の回答国/地域は72である。内容構成は次の通り。 ST011Q01TA In y […]


ICTに対する意識は世界最低

2016/12/6に発表されたOECD PISA2015の【ICT親和性項目】の分析・考察第8弾をお届けする。ICT親和性項目の内訳と本稿の内容は次の通り。 IC001 家庭の情報機器環境(利用するか否か) IC009 学校の情報機器環境(利用するか否か) IC002 初めてデジタルデバイスを使った年齢 IC003 初めてコンピュータを使った年齢 IC004 初めてネットアクセスした年齢 IC00 […]


PISA2012/2009と比較してみると

2016/12/6に発表されたOECD PISA2015の【ICT親和性項目】の分析・考察第7弾をお届けする。ICT親和性項目の内訳と本稿の内容は次の通り。 IC001 家庭の情報機器環境(利用するか否か) IC009 学校の情報機器環境(利用するか否か) IC002 初めてデジタルデバイスを使った年齢 IC003 初めてコンピュータを使った年齢 IC004 初めてネットアクセスした年齢 IC00 […]


学びにICTを活かせない日本

2016/12/6に発表されたOECD PISA2015の【ICT親和性項目】の分析・考察第6弾をお届けする。ICT親和性項目の内訳と本稿の内容は次の通り。 IC001 家庭の情報機器環境(利用するか否か) IC009 学校の情報機器環境(利用するか否か) IC002 初めてデジタルデバイスを使った年齢 IC003 初めてコンピュータを使った年齢 IC004 初めてネットアクセスした年齢 IC00 […]


情報環境の各国特徴を大雑把につかむ

2016/12/6に発表されたOECD PISA2015の【ICT親和性項目】の分析・考察第5弾をお届けする。ICT親和性項目の内訳と本稿の内容は次の通り。 IC001 家庭の情報機器環境(利用するか否か)←今回もこれ IC009 学校の情報機器環境(利用するか否か) IC002 初めてデジタルデバイスを使った年齢 IC003 初めてコンピュータを使った年齢 IC004 初めてネットアクセスした年 […]


情報機器環境はもはや後進国

2016/12/6に発表されたOECD PISA2015の【ICT親和性項目】の分析・考察第4弾をお届けする。 ICT親和性項目の内訳と本稿の内容は次の通り。 IC001 家庭の情報機器環境(利用するか否か)←今回はこれ IC009 学校の情報機器環境(利用するか否か) IC002 初めてデジタルデバイスを使った年齢 IC003 初めてコンピュータを使った年齢 IC004 初めてネットアクセスした […]


日本のネット利用時間は意外に少ない

2016/12/6に発表されたOECD PISA2015の【ICT親和性項目】の分析・考察第3弾をお届けする。ICT親和性項目の内訳と本稿の内容は次の通り。 IC001 家庭の情報機器環境(利用するか否か) IC009 学校の情報機器環境(利用するか否か) IC002 初めてデジタルデバイスを使った年齢 IC003 初めてコンピュータを使った年齢 IC004 初めてネットアクセスした年齢 IC00 […]


日本の幼児はICTに触らせてもらえない

2016/12/6に発表されたOECD PISA2015の【ICT親和性項目】の分析・考察第2弾をお届けする。ICT親和性項目の内訳は次の通り。 IC001 家庭の情報機器環境(利用するか否か) IC009 学校の情報機器環境(利用するか否か) IC002 初めてデジタルデバイスを使った年齢 ←今回はこれ IC003 初めてコンピュータを使った年齢 * IC004 初めてネットアクセスした年齢 * […]


日本の15歳のICT利用像は仲間内のチャットとおひとりさまゲーム?

PISAで注目すべきは学力だけではない 2016/12/6にOECD PISA2015の結果が公表され、メディアは学力各領域の順位が上がった下がったで大騒ぎだが、PISA2015で注目すべきは学力テストばかりではない。実は学習環境に関わる項目も国際比較の社会調査としては貴重なソースだ。特に、教育情報化に関わる者として見逃せないのは【ICT親和性項目】で、47カ国/地域*1分約50万件のデータが含ま […]


概念獲得にはやっぱり具体物操作が必要?

前回のポストに続いて、これは小金井市立前原小学校・小学校5年生の授業研究その2。 あらかじめお断りしておくが、私は教育工学・教育方法論の一環としてICTを扱う者なので、いわゆる授業研究のプロではない。教科学習論的にはおそらくツッコミどころ満載だと思うが、そこは別途コメントいただくとしよう。 ICTで学習を制御するアイデアは1960年代にさかのぼるのだが、その目的が「学習の個別化」であったことは言う […]


授業支援システムは子どもの文具になれるか

松田孝校長とのやりとりを通じて、このたび小金井市立前原小の授業研究に関わることになった。1回目の授業は10/12、小5算数「体積」の1時間目でiPadを用いたもの。この記事は主にICTの部分のメモに基づいている。 用いたアプリはスクールタクトで、タブレットと電子黒板で情報共有を行う授業支援システムのひとつ。一斉授業でタブレットを用いて児童の解答を集約をする典型パターンによく登場する。そして、僕自身 […]


日本の授業研究は即興劇のシナリオ検討?

僕は心理学を背景として教育とICTとの関係を広く見る事を得意としているので、日本の支配的な授業研究方法については客観的・第三者的に見ているところがある。研究者の端くれとして、専門の領域ど真ん中ではない事についての考察はあまり公にしないのだが、実はそうも言っていられない状況になりつつあるので(それは追々)、これまで考えてきた事を少し言葉にしておきたい。 さて… 日本の授業研究は、教員の設問・問答によ […]


GLOCOM OPINION PAPER 2016_No3 「学校運営改革の動向とその行方」

日本や世界が抱える課題と社会の未来について、幅広い分野にわたり、OPINION PAPERという形でGLOCOM独自のメッセージを伝えてまいります。 OPINION PAPER OPINION PAPER 第三弾では、我が国の学校運営改革の動向をテーマとして取り上げました。2000年前後から我が国では様々な取り組みが試行されていますが、例えば、大阪市の民間人校長登用などが大々的に報道される以外、一 […]


じゃがいも料理だっていろいろある

かつてアラン・ケイがコンピュータを「ファンタジー増幅機」と表現したように、ICTそのものに特定の色(利用目的)は付いていない。ただ、教育のICT活用は、30年前から強烈な色が付いているように見せつけるのが流行ったせいで、今でも基本そのままだと学校現場では理解されている。 例えるなら、それは「じゃがいもはカレーに入れるモノだ、他の食べ方は認めない!」みたいなもの。すると今度は反動で、カレー嫌いになっ […]