こんにちは。眠気と戦っている教育ヲタ母です。今日はとっても暖かく、なんだか眠い・・・です。
さてSchratch3.0が2019年1月のあたま(お正月に)リリースされてから早2ヶ月。いい加減、記事をかかなければ・・・という義務感で記事を書いております(苦笑)。
▼細かな変更点はこちらをご確認ください。(外部サイトに丸投げ)
https://ja.scratch-wiki.info/wiki/Scratch_3.0#cite_note-21
大きな点として、iPadがサポートされたことがあります。今回はiPadについてと、追加機能の音声合成が面白かったので、その2点をご紹介します。
1. iPadでもついにScratchが対応
プログラミング教室でScratchに対応しようと思うと、機器の選定が大変だったのですが・・・ついにiPadでもScratchが対応可能になりました。
その注意点をご紹介します。
1-1. iPadでScratchを使う時の注意点
iPadではSafariでScratchを操作します。Scratchの公式サイトをSafariで開いて、作るページを押せばもうそのままプログラミングが可能!
▼Scratch公式
https://scratch.mit.edu/
■注意点その1:画面は「横」で
画面は横にしないと、全体が見えず使いづらいです。Scratch使用時、画面の向きは横向き必須になります。
縦向きだとこうなります・・・
■注意点その2:「コンピューターに保存する」は危険!
iPadで一番やってはいけないのが、コンピューターに保存するです。エラーが発生し、プロジェクトが消えました・・・ブラウザの戻るボタンを押しても元には戻らず。ここは絶対に押してはいけません!
■裏技アプリ:Scratch Tutor
「そうはいっても、Scratchを手元に保存しておきたいよ」という方。裏技があります。Scratch Tutorという非公式アプリです。
iPad内にプロジェクトが保存できるスグレモノ。しかも、プログラミング画面の見た目はScratch3.0そのまんまというからすごい。
▼Scratch Jrっぽい保存画面
▼中身は完全にScratch3.0
※非公式アプリです。
2. Scratch3.0は音声合成がすごい
拡張機能で使える音声合成が結構すごかったのでご紹介します。
2-1.音声合成って?
人間の音声を、コンピューターで作り出す技術のことです。
「もやもやさまーず」というテレビ番組のナレーター、イントネーションがおかしいと思うのですが、あれは音声合成で生成されたナレーションなのです。
Scratch3.0では打ち込んだテキストを、読み上げてくれる音声合成機能が追加になりました。
2-2.音声合成を使ってみる
まず、画面左下の拡張機能ボタンを押します。
追加可能な拡張機能が選べるので、「音声合成」をクリックします。
音声合成用のブロックが使用できるようになります。
四角でかこった部分をしゃべってくれます。
普通の人が聞いたら、まだまだ不自然なところもあると思うんですが・・・私は以前、システム会社にいたことがありまして、その頃の音声合成に比べるとめちゃめちゃ自然になっています!しかも、無料で使えるのがすごい。当時はお客さんから結構なお値段をいただいていましたので。
■元プロ?が教える音声合成の裏技
音声合成の品質が上がった、と言っても人間の自然のイントネーションには叶いません。ですが、ちょっとした裏技でイントネーションの調整ができます。それは、読点(、)を入れること。
例えば、以下のプログラムの上のブロックのイントネーションと下のブロックのイントネーションは変わります。(上のブロックの方が自然な発音になります。)
あれ?おかしいなという時にはお試しくださいね。
Scratch3.0レビュー まとめ
Scratch3.0のまとめです。
・iPadでつかえるけど、「コンピューターに保存する」はキケン。
・Scratch Tutorアプリは非公式
・音声合成すごい!遊んでみて!
でした。ぜひiPadでも操作してみてくださいねー!