新小学1年生の子どもの休校が決まりました。
入学即休校という事態に、新学習指導要領の保幼少接続カリキュラムに期待していただけに、残念でなりません。
5月からスタートアッププログラムが実施されるのか?それともいきなり普通の授業をやるのか?そこも見守っていきたいと思います。
数学的思考がモノをいう時代
コロナに関して、こんな動画を知人からシェアしてもらいました。
ロックダウンをすべきかどうか?についてはこのブログの本題とはずれるので、言及しません。
それよりも(?!)、私がこの動画で非常に興味深いなと思ったのが、「どういうグラフで表現すれば、この事態をより正確に理解できるのか?」ということです。
この動画でいえば、「感染症については『片対数グラフ』で表現するとわかりやすい」とのことでした。確かに、片対数グラフで見ると日本は封じ込めに一定の成果を上げているように見えます。
数値で考えるにあたり、数値の表現方法=グラフをどう用いるか?というところが、事象の本質を捉える上で重要そうです。
「数学は哲学だ」とは、こういうことをいうんでしょうね。
データ・ビジュアライゼーション?データ可視化?
またこの動画で紹介されている、片対数グラフについての解説記事を見つけました。
▼新型コロナウイルスの感染者数の増減を片対数グラフで表す理由
https://note.com/yuichy/n/nc2ad9575bfad
こちらの著者の肩書きを見ると、「データ・ビジュアライゼーション・ジャパン 発起人」となっています。
あ、ついこないだ似たような肩書きを見ましたよ。
▼東洋経済「新型コロナウイルス 国内感染の状況」サイトが大反響を生んだ理由は? 制作者のデータ可視化デザイナーに聞く
https://type.jp/et/feature/12712
「データ・ビジュアライゼーション」と「データ可視化」。
英語か?日本語か?の差異はありますが、このコロナの脅威でデータを可視化する活動が目立っているように感じます。
これを哲学的数学思考と呼んでみる
不確実なこの現代で、直近の未来を予想するために、「データをどのように扱えば、事象をより正確に捉えたと言えるのか?」という問いはこの先非常に重要になるだろうな、と感じました。仮に哲学的数学思考とでも言っておきましょうか。
そして、哲学的数学思考を元に、美しく・わかりやすく表現するデータの可視化という技術はますます重要性を持つと予想できそうです。
なお、先にご紹介したnoteの中で紹介されている両対数グラフも非常に美しく、興味深かったです。
片対数も両対数も高校時代にグラフをゴリゴリ書いた記憶はあるのですが・・私、「へー、こういうときに使うんだ!」と今頃になって知りました。いざというときに使えない、読めないでは意味がありませんね。
子どもたちが大人になって、の脅威に出会ったとき、データを正確に読み解き、冷静な判断を下せるような教育を追求していきたいと思います。
と言ってみたものの、目先の休校にあたふたしているのでした・・・とほほ。