AI時代の子育て奮闘記

目で見るインターネットの仕組みーインターネット物理モデル@Miraikan(東京お台場)

日曜日にお台場にあるMiraikan(日本科学未来館)に行ってきました。そこで見つけたのが「インターネット物理モデル」。
目で見て楽しい、体験して納得!の展示をご紹介します。

1. Miraikan(日本科学未来館)って?

ASIMOのショーや、天井からぶら下がった大きな地球儀が有名な科学がテーマの博物館です。特に、「今、世界で何が起きているか?未来はどうなるのか?」ということがテーマの中心として据えられています。

明るく楽しく語られることが多い「未来」や「科学」ですが、温暖化やテクノロジーが発達したことによる負の側面も伝えているのがMiraikanの特徴。今日深い展示がたくさんありました!

2. インターネット物理モデル

今回はMiraikanの中でも、特に子どものプログラミング教育に関連が深い「インターネット物理モデル」という展示をご紹介します。
これは、「0」と「1」を黒と白のボールで表現し、ボールがインターネットの中を移動するのを目で見ることができます。

さらに、体験も可能。自分でパケットを作って、送信先を指定してデータを送り、受信・復号するところまでを体験することができます。

まず受付をすると、データ生成をするための細長い機械を渡されます。これをデータ生成機にセットします。


今回は「テキスト」データを作りましたが、音のデータを作ることも可能です。ちなみに、テキストデータの場合、このモデルでは1文字しか送れません。

次に送信機でパケットを「ボール」で作ります。先ほどのデータ生成機でデータを生成すると、細長い機械の表面の丸が白と黒になっているので、白黒に合わせてボールを置いていきます。

パケットを作ったら、送信ボタンを押します。

すると・・・ボールがインターネットへと流れていきます。その先は、宛先の機械にたどり着くまで、あちこちグルグル、グルグル回りながら移動していきます。

このグルグルしているタワーはルーターを表しているようです。宛先により近い方へとボールの行き先をコントロールしています。

宛先に指定した受信機の前で待っていると・・・ガチャン!と音がしてボールのデータが落ちてきました。受信機では送信元、複合化された文字も表示されています。

インターネットの中ってこうなっているんだー。とちょっと感動。

3. 目で見るインターネットの仕組みーインターネット物理モデル まとめ

5歳の息子には、内容はまだ難しいようでしたが、ボールの動きを楽しんでいました。大人ももちろん十分楽しめました。小学生高学年ぐらいなら、内容を少し理解しながら体験できるのではないでしょうか?

実際に手で触れて、目で見て見ると「ルーターってこういう感じなのね」とか「パケットってこういう感じなのね」という「こんな感じ」を体験することができます。土日ですと体験するのに少し並びますが、ぜひお子さんと一緒に体験してみて欲しいと思いましたー。

伴野悠佳 / YUKA TOMONO
この記事の著者伴野悠佳 / YUKA TOMONO
教育ヲタクの1児の母。自称ニコニコキッズクリエーター。東京理科大学大学院卒。元SE。小学生の頃から教育書を読んでいた教育ヲタク。大学では、電池の素材の性質について実験とコンピューターシミュレーションを比較する研究を行っていたことがきっかけでSEになる。出産&育休後、子ども向けプログラミング教室講師、子どもたちの考える力を育てるオンライン塾の講師。