前回の記事では、print文を使って文字や数字を表示させる方法について解説しました。今回は変数について解説いたします。
▼これまでの連載
Google Colaboratoryの環境について:https://i-learn.jp/article/5655
(1)プリント文:https://i-learn.jp/article/5669
1. Scratchの変数
Scratchにも、変数はありましたね。
変数のところで、「変数を作る」ボタンを押すことで、新しく変数が作れます。今回は「セリフ」という変数を作ってみました。
こんなコードを作ってみます。
実行すると結果はこうなります。
これをPythonで実行してみたいと思います。
2. Pythonの変数
こちらの記事をご覧いただきながら、Google Colaboratoryで次のように書いてみてください。
前回も解説したように、文字列はシングルコーテーションで囲みます。
では、実行ボタン(コードの横に表示されている右向きの三角)を押して、実行してみましょう。
はい。無事に表示されました。
Pythonでは、変数に値を入れるときは=(イコール)を使います。
3. 変数と変数を足し算
ここで足し算をしてみたいと思います。
3-1. 文字列の足し算
まず、こんなコードを書いてみました。変数と変数を+(プラス)で足し算してみます。
結果はどうなるでしょうか?
このように、文字列が連続して表示されました。文字列と文字列は+(プラス)でつなぐことができます。
3-2. 数の足し算
次に、こんなコードを書いてみました。こちらも変数と変数を+(プラス)で足し算してみます。
1025と表示されるのか?それとも35となるのか・・・どちらでしょうか?
実行結果はこちら。35になりました。
数の場合は普通に足し算となります。
4. まとめ
Scratchの「変数」はPythonでも「変数」です。
ポイントはこちら。
また文字列は+を使ってつなげることができます。
数は+を使うと、足し算になります。
今回のコードはこちらです。
https://colab.research.google.com/drive/1ui04Sbc_HzIiH-1qmp0D3SdL2Krg4yGq?usp=sharing
理解を深めるために、次のコードも実行してみてくださいね。
print('こんにちは。'+'今日もいい天気ですね!') print(10+25) print('10'+'25')