Python子どもプログラミング入門

Google Colaboratoryで学ぶSchratch to Python基礎(3)ー●回繰り返す

前回の記事では、変数について解説しました。今回は繰り返しについて解説いたします。
 
▼これまでの連載
Google Colaboratoryの環境について:https://i-learn.jp/article/5655
(1)プリント文:https://i-learn.jp/article/5669
(2)変数:https://i-learn.jp/article/5713

 

1. Scratchの繰り返し

Scratchにも繰り返しがありました。Scratchの繰り返しにはいくつか種類があるのですが・・・・今回はそのうち「●回繰り返す」をPythonで扱いたいと思います。

 
変数のところで、「変数を作る」ボタンを押すことで、新しく変数が作れます。今回は「a」という変数を作り、次のようなコードを作ってみました。


 
実行すると、ネコが1から10までの数字を言います。

 
これをPythonで実行してみたいと思います。
 

2. Pythonの繰り返し

こちらの記事をご覧いただきながら、Google Colaboratoryで次のように書いてみてください。
 
Pythonでは、変数に値を入れるときは=(イコール)を使いました。
そして、●回繰り返すは、Pythonではfor文でrange関数を使います。

 
では、実行ボタン(コードの横に表示されている右向きの三角)を押して、実行してみましょう。

 
はい。1から10までの数字が表示されました。
 
Pythonでは、●回繰り返すは for文 と range関数を使います。
 

3. まとめ

Scratchの「●回繰り返す」はPythonでは「for文とrange関数」の組み合わせとなります。
 
Pythonの繰り返しにはfor文以外にもwhile文があります。
while文についてはまた別の機会に解説したいと思います。
 
今回のコードはこちらです。
https://colab.research.google.com/drive/1DT8UC3syTXy-JlqBILSlCFpFM8oH6jeS?usp=sharing

今回は短いですが、ここまで!
少しづつPythonに慣れていってくださいね!ではー。

伴野悠佳 / YUKA TOMONO
この記事の著者伴野悠佳 / YUKA TOMONO
教育ヲタクの1児の母。自称ニコニコキッズクリエーター。東京理科大学大学院卒。元SE。小学生の頃から教育書を読んでいた教育ヲタク。大学では、電池の素材の性質について実験とコンピューターシミュレーションを比較する研究を行っていたことがきっかけでSEになる。出産&育休後、子ども向けプログラミング教室講師、子どもたちの考える力を育てるオンライン塾の講師。