前回に引き続き、ヨーロッパ子連れ旅の様子をお届けします。
1. 旅のスケジュール
今回の記事では、Day10の様子をお届けします。
※旅のスケジュールが間違っていました。前回記事から訂正しております。
準備
Day1:移動日。羽田からドーハ。カタールのドーハで乗り換えてイタリアのローマへ。
Day2:ローマ観光。
Day3:乗船日。ローマ近くの港へ移動し乗船。
Day4:イタリア、ナポリ観光。
Day5:イタリア、シチリア島観光。
Day6:マルタ共和国、バレッタ観光。
Day7:終日航海日
Day8:ギリシャ、ナフプリオ観光。
Day9:ギリシャ、サントリーニ観光。
Day10:トルコ、クシャダス観光。
Day11:ギリシャ、アテネ観光。
Day12:移動日。行きと同じルートで帰国。
2. 旅行中に子どもと発見したものたち
トルコから再びギリシャに移動し、朝、アテネのピレウス港という港に到着しました。
ピレウスはクルーズ船がたくさん停泊しています。すごく大きな港ですね。
一週間以上滞在していた船をいよいよ降ります。。。船にも部屋にもクルーにも慣れてきたところだったので、ちょっと寂しい。
船で最後の朝食です。朝7時ぐらい。9時には船を降ります。
船を降りるのは朝ですが、飛行機の出発が深夜1時。丸一日時間があるのでこの日はアテネ観光です。港から車で移動し、アクロポリスに移動します。
「アクロポリス」とは「高い丘の上の都市」という意味だそうで、各ポリス(都市国家)ごとにアクロポリスが存在していたそうです。この日の観光地を正確に言うならば「アテネのアクロポリス」ということになりますね。Day8で訪れたコリントス遺跡は、コリントスと言うポリスの遺跡でした。このコリントスのアクロポリスは、アクロコリントスと言います。ややこしい。
まずは、アクロポリスの麓にある博物館を見学。貴重な資料がたくさんありますが、特に重要な彫刻などは大英博物館にある(つまり、イギリスに持ち去られた)そうです。
これがアテネのアクロポリスだー!博物館の2階から見てこの高さ。麓からだと結構、高い場所にあります。登るの大変そうー!
アクロポリスに登る前に、アクロポリス全体の構造物を確認しておきます。これは、レゴでできているということもあり、息子も興味津々。実際に、アクロポリスの建造物はレゴブロックを積み重ねるように、切り出した短い柱を積み重ねて作られたそうです。
博物館を後にし、アクロポリスに登ります。すごく急でとにかく暑い。。。結構大変です。そして、頂上付近までくると狭い坂道に長蛇の列。なかなか前に進みません。
そしてついに、念願のこれ。これがパルテノン神殿!
修復中といえ、本物はすごい存在感。当時のアテネがどれほど力を持った国家だったかが分かります。そして、すごい数の観光客。東京並みですよ。
このアクロポリスの見学中に悲劇が。何と、車が車上荒らしにあい手荷物が盗まれてしまいました。。。
私はメガネを盗まれました。もうコンタクトレンズの替えもないし・・・帰りの飛行機、どうしよう?!
そんな状況ですが、腹が減っては警察に行けない。と言うことでまずは昼食を。昼食を取るためにリカヴィトスの丘にやってきました。この丘は、アクロポリスよりも高く、アテネで一番高いところにあります。すごい高いので、車で丘の下まで向かい、ケーブルカーで頂上まで。
▼リカヴィトスの丘
http://www.kohmyoh.sakura.ne.jp/greece10.html
アクロポリスから近いよ。
こちら、すごく眺めがいいと言うこともありデートスポットだそうです。
こんなサラダを注文。スイカとチーズ、そしてピスタチオのサラダです!すっごく美味しかった。日本のスイカより、甘みが強く水分が少なめ。チーズの塩気とマッチして最高の一品。シェアする予定が、ほとんど一人で食べてしまった。
さてこの後は警察署に移動し、車上荒らしの盗難届を出すのですが、管轄が違うということで警察署をたらい回しにされさらに2時間半も事情を聞かれたりと、大変でした。(私は車の中で待機してました。)
待機中、ヤギの乳のヨーグルトドリンクを飲んで待つ。
警察署の前に車を止めて待っていたら、前の車を物色している怪しい男が・・・と思ったら次の瞬間、窓を割って荷物を盗む男!マジか。警察署の目の前でやるとは大胆な。と思ったら、もう2台前の車のところでも人が集まって騒いでる。見に行ったら、その車の窓ガラスも割られてた。車上荒らしです。
警察署の前で2件連続とは!車上荒らし、多すぎです。
という訳で、ギリシャは非常に治安が悪いです。凶悪犯というよりは、コソ泥が多い感じでしょうか。財政破綻以降、ジワジワこういう治安みたいなところに影響が出てきているとか。将来的に日本がこうならないとは限らないので、そこが一番ゾッとしました。
ガイドさんに聞きましたが、ギリシャに富裕層がいない訳ではないとのこと。タンカー富豪が多いのだとか。でも、税金を取られないように会社をパナマとかにしているから、ギリシャにお金が落ちないのだそうです。なるほどー。だからタンカーってパナマ船籍が多いのね。
警察署の前で待機中、ずっとゲームができて大満足の息子。
警察署での手続きが終わり、やっと空港についたのが夜の10時ぐらいです。
そんなこんなで現地での旅は終わり。旅の最後が警察署とは、なかなか楽しい体験でした。
3. まとめ
今回の旅は遺跡が多く、息子にはつまらないのかなーと思っていたら、「コロッセオ」や「パルテノン神殿」は覚えていたようでした。本にコロッセオが載っているのを見ると、「あ、コロッセオ」と楽しそうです。
1回見てると違いますねーやっぱり。
また海外旅行に行きたいそうで、次はパナマに行きたいと申しております。なぜパナマかというと、乗りたい船がパナマに寄港するからです。
鉄ヲタを卒業し、船ヲタになった息子の旅でした。
今回で旅シリーズ終わります。ありがとうございました。